最初の嘘
最初についた「嘘」は何でしたか?
たぶん、他愛のない小さなおふざけか、強情な意地の張り方だったでしょう。
それが嘘だとも思わず、悪いとも思ってなかったでしょう。
分別がつくと、だんだん誠実でいることが難しくなってきます。
同時に、嘘をつくことに後ろめたさとリスクを感じるようになります。
人が成長して大人になるということは、嘘と真実の境を分からなくなるまで混ぜこむことなのかもしれないですね。
それがまっとうな知能なのかもしれません。
その第一歩となる初めての罪をなぜこうも軽んじているのか。
踏み出した一歩は向いた先から間違ってませんでしたか?
無邪気が産み出した原罪を見つめることこそ。